第二話 黒船と、散る花 - 花守の刀 | Bunshare← 花守の刀第二話 黒船と、散る花
1ヶ月前更新
藩論が開国か攘夷かで割れる中、秋人の幼馴染は密かに藩の重臣暗殺を企てているという噂が流れた。
止めに行くべきか、花守として庭にとどまるべきか。父に相談すると、初めて険しい顔を見せた。
「花守の刀は、人を斬るための刀じゃない。枝を払うための刀だ。それでも、お前は行くのか」
秋人は答えなかった。ただ、庭の桜が今年もいつも通り満開であることだけが、救いのように思えた。散り際の花びらが一枚、父の肩に落ちた。コメント (0)
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